ダンプを査定する際のポイント
ダンプは平ボデー建設業で使用されることが多いボデー形状ですが、その他にもコンクリート製造業者や土砂運送業などにも使用されることがあり、国内外問わず非常に人気の高いトラックです。
男性の方であれば小さい頃に一度は好きになったことがあるかもしれませんね。今回はそんなダンプについて、買取査定時のポイントをご紹介していきます。
大型ダンプは積載量が重要
大型ダンプを使用する方の多くは土砂等の運送をすることで運賃を稼ぎますが、その運賃は「1tあたりいくら」という計算をされることが多く、積載量をどのくらい確保することができるかによって運賃に違いが出ます。一般的に積載量の目安となるのは9tで、現在新車で売られているトラックのほとんどが二次架装後に最大積載量9t前後となる場合が多いようです。
需要としては比較的古い車両の場合、最大積載量9tを超えるものが多いので安定して高額買取される見込みがあるでしょう。
また古い車両の中には10tを超えるものも存在するため、年式に比べて非常に高い査定結果を生むことも珍しくありません。古いからと諦めず積極的に買取査定依頼をすることをおすすめします。
中・小型ダンプは綺麗さと最低限の機能性が重要
中・小型クラスのダンプは大型と異なり、それほど最大積載量は重要ではありません。なぜなら大型のように1tあたりいくらという仕事をすることがあまりないためです。それでは中・小型クラスのダンプはどのような点に着目して査定を行っているのでしょうか。中・小型クラスのダンプはまずボデーの綺麗さを確認します。
錆の度合や床鉄板のへこみなど年式相応のものか、業種相応のものかといったチェックを行うのです。その後最低限のダンプ操作(ダンプアップ)を確認しながら、油圧のオイル漏れがないかをチェックします。
ダンプは現場仕事が多いため「汚れや傷は仕方がない」という認識のユーザーが多数おり、傷やへこみに関しては年式・業種相応であればそれほど問題はありません。
しかしダンプアップのような最低限の操作ができない場合は仕事で使えないため、需要が下がる場合がほとんどです。買取査定依頼前には最低限のダンプ操作ができることを必ず確認しましょう。
まとめ
ダンプの査定について、意外とルーズに査定をする印象を受けた方も少なくないかもしれません。実はその通りでダンプの査定時は積載量を確認し、年式や業種相応の傷や汚れである場合の買取価格はおおよそ中古車市場で決まっているのです。
逆をいうと買取査定依頼者本人が事前にある程度自分のダンプの市場価格について調べることが可能ですので、利点を生かして買取査定を依頼してみるのも良いかもしれません。