買取相場について
トラックの買取相場は地域や時期によって非常に変動しています。基本的には需要と供給のバランスで相場は決まっていますが、トラックの面白いところは「新車の納期にも影響されることがある」ということです。
今回はそんな中古トラックの買取相場についてご紹介していきます。
買取相場に変動ってあるの?
トラックの買取相場は実は日々変動していると言っても過言ではない状況です。「昨日よりも今日の方が10万円も下がった」というのはよくある話で、市場価格は常に変動しています。
しかし、変動する時期やきっかけはある程度予想できるものなので頭に入れておくといいかもしれません。トラックの買取価格が変動する時期は、7~8月の夏ごろと年末~1月にかけてと言われています。
そのためこの時期になると、価格が上がるか下がるかはともかく買取業者による競争が激化する時期でもあるため、買取依頼をするにはうってつけのじきともいえます。そして変動するきっかけは、大震災やオリンピックなどで大規模な工事による特需があり、それによって新車の納期が非常に遅い場合に変動します。
また古いトラックについては東南アジア方面での需要が高いことから、為替相場の変動にあわせて買取価格も変動することが多いです。以上のように様々な時期やきっかけによってトラックの買取相場は変動します。
変動がなく安定的な買取相場が見込めるトラックはあるの?
先程ご紹介したように買取相場は日々変動していると言っても過言ではありませんが、逆にある程度買取相場が安定しているトラックも実際には多くあります。例えば2t、3t程度のダンプや平ボデーのトラックはメーカーからの安定的な供給があり、市場に多く出回っているため変動幅は非常に少ないです。
そのため出張買取でも年式と走行距離を見ただけですぐに買取価格を出してくれるケースも多くあります。また希少価値が高く需要も高いセルフクレーンなどのトラックは、買取相場が比較的高い水準で変動しており、いつ売っても高額での買取が望めるでしょう。
買取相場の変動が大きいトラックは?
買取相場が安定的なトラックがある一方、変動が大きいトラックがあるのもまた事実です。
新車での納期が時期によって3カ月~2年と、ばらつきのある大型ウイングや大型ダンプなどは買取相場の変動が非常に大きく、新車の納期がかかる時期ほど高く買い取ってもらえる傾向にあります。そのため、新車に代替えするわけではなくてもご自分が使用されているトラックの新車納期は定期的にチェックしておくことをおすすめします
まとめ
トラックの買取価格相場についてご紹介してきましたがいかがでしたか?ご自分のトラックが相場変動の大きいトラックか小さいトラックかを理解し、買取のタイミングを見極めることで高額な買取金額を手にすることができるかもしれません。ぜひタイミングを見計らって最高の結果につなげましょう。